多村離脱とチームの強化策

既報だが、多村が試合中に負傷退場、まだ確定はしていないようだが、重傷といううわさである。これにより何が起こるかといえば、明日、多村と入れ替えで誰かが昇格することになるだろう。
横浜ベイスターズは現在、内野手14人、外野手12人、である。このうち、一軍登録されているのが内野手7人、外野手6人。二軍で試合をするのに必要な内野手は4人、外野手3人。それで多村が怪我。となると、二軍の控えは内野・外野あわせてわずか5人しかいない。私が無知なだけだが、その5人のうち、誰かも怪我をしているかも知れない。野手がこれだけいれば、常に3人くらい怪我しているのが当たり前だ。そう考えると、暫く見ていない身分でこういうことを言うのも僭越だが、二軍はほとんど競争らしき競争もないのだろう、ということが容易に見て取れる。
誰が上がるかは知らないが、おそらく田中充あたりが上がると思われる。そうすると、下の外野手は5人、3人が試合に出れば、残りはわずか2人となる。では、その野手が若いのかというと、そうではない。今年は新入団で内藤が入団しているが、内藤と同じ年あるいはそれ以下の野手は、石川、野中、吉村、内藤、以上である。内藤は大卒なので、高卒に換算すると、5年目である。その5年目以下の野手がわずかに4人しか居ない。今、一軍は野手の競争が大変そうに見えるが、来年、再来年と何人かが退団するだけで、景色ががらっと変わってしまう危険性もある。
ここはやはり、高校生ドラフトで地元神奈川のスター候補、田中大二郎を指名していただきたい、と切に願う次第である。田中大が適切かはともかく、身体能力に優れた野手を是非とも獲得して欲しい。個人的には、横浜高校の白井史弥も希望したいけど。