「マネーボール」上映記念:来期の開幕一軍を決める
映画「マネーボール」はチーム編成にセイバーメトリクスという、あまり従来の野球関係者が信用していなかったデータの見方を取り入れて、チームを強化してきたオークランド・アスレチックスのGMであるビリー・ビーンの話である。野球ファンとしては、このようなオタクな話題をブラッド・ピットが取り上げてくれ、根気強く公開に持ち込んだことに感謝したい。
まあ、賛否はあるものの、今やセイバーメトリクスも当たり前になったように思うが、自分なりにベイスターズにあてはめてみた。
野手の場合
出塁率が得点との相関があるものと考えられているらしい。そうすると、出塁率の高い上位8名の選手は以下のとおり。
下園、藤田、渡辺、ハーパー、村田、スレッジ、新沼、金城。
ハーパー、村田、スレッジ、の去就が不明とすると、次点は、石川、筒香、北。
その他、控えを8名とした場合、細山田、吉村、荒波、内藤、中村、黒羽根、(稲田)、森本、松本。去就不明の3人が来年いるとすると、中村までがベンチメンバー。3名がいないとなると、黒羽根、森本、松本が入る形。やはり内野手の人材不足が目につきますね。
野手の出塁率データは、済みませんが、いろんなサイトにあるかと思うので、そちらを参照願います。
私は以下を見させてもらいました。有難うございました。
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/teams/3/memberlist?type=b&ord=12&srt=1
投手の場合
投手の責任とされるのは、奪三振、与四球、被本塁打、らしい。
DIPS*1という指標が使われるが、計算で使われる係数が本当に日本野球にも妥当性があるのかよく分からないので、K/BB(奪三振の与四球に対する割合)やHR/9(9回投げたらどれくらい被本塁打があるか)を見てみたい。ただし、K/BBのBB部分には与死球も含める。
数字は気力があればそのうち出すかも知れません。
K/BB上位12名
HR/9上位12名
まず、両方でリストアップされている加賀美、高崎、藤江、篠原が当確。ゴンザレスもリストアップされているけど。
そして、三浦(両方共13位)、小林太、山口、国吉、大原、福山、江尻、ブランドンまでで12名。次点は真田。実はリーチもこの時点でリストアップされている。リーチは明るく前向きな性格に思えたので、チームに残してほしかったのだが、それは仕方ないか。あと、加賀と牛田が選外となったのが意外であった。また、抑えは藤江の方が山口よりふさわしいかも。でも、ビリー・ビーンによれば、抑えは重要ポジションでは無い、との見解のため、現状の方が良いかもしれない。
開幕スタメン
打順は、長打率を加味し、以下のような感じでしょうか。
- 藤田
- 渡辺
- ハーパー
- 村田
- スレッジ
- 下園
- 金城
- 新沼
- 高崎
去就不明の3名を抜いた版。これはとても弱そう。
- 下園
- 渡辺
- 藤田
- 筒香
- 金城
- 新沼
- 石川
- 北
- 高崎
*1:Defense Independent Pitching Statistics