満員の観衆が三橋プロ初勝利を祝福

今日は開港記念日特別のチケットが発行されていたということで、早くから観客が埋まる。石井琢朗選手への表彰の後、名球会選手記念のレリーフという、なんとも頓珍漢な代物、と言っては失礼だが、作られて、その除幕式。式典には、松原誠、平松政次、駒田徳広、佐々木主浩、と揃う、、はずだったが、平松は「所用により」欠席。こんな名誉な場に出てこないなんて、重病?(以下略) で、カネヤンが登場して、満員の観衆の前で、お約束の名球会ブレザー進呈。素晴らしいシーンでした。本当に偉大な選手です。
ゲームは先発の土肥がいきなりひちょりに被弾と、不安を露呈。よりによって琢朗さんが打席に入る前とは、と思い、一回裏に。その琢朗さん、際どいボテボテのゴロで、二塁が取ったら間一髪でアウトのタイミング、と思ったら木元が取れず。エラーかと思いきや、温情で安打。そして登場は今日は二番に戻ってきた吉村。フルスイングした瞬間に本塁打を確信の当たりだったものも、夕暮れの曇り空で打球を見失ってしまいました。その後、多村にも本塁打で、今日は勝たばならぬ試合と思ったのだが、甘かった。土肥がひどかった。3回、セギノール、新庄に連発被弾。どっちも打った瞬間に顔をしかめるような感じ。球速はそこそこだったものの、甘いボール多し。セギノールの前の小笠原の当たりも、当たりはよくなかったけど、風が風なら本塁打で実質三連発みたいなもの。
でもハム投手陣のひどさはその更に上を行くものだった。橋本はリードはもらっても相変わらず不安定。無形選手に被弾するようでは首脳陣もさぞ頭も痛いことだろう。5回には多村のあわや本塁打という中堅への二塁打にはじまり、相川の左翼への中途半端な飛球。これに三走多村が突っ込んだ。暴走かなと思いきや、幸運にもひちょりからの返球が少し高く、捕手高橋がジャンプして取るすきに多村が絶妙の低い体勢の足からのスライディングを見せて、間一髪高橋のタッチをかいくぐり生還。これは大きなプレイでした。その後、代打の鈴木さんがしぶとく遊撃へ。足を見せて内野安打で今期スタジアム初打点。続く琢朗さんも同じような内野安打。そして、とどめは吉村の本日二本目の本塁打。
この猛打を生み出したのは、4回から土肥を救援した、スタジアム初(正確には久々)登場、「世界の恋人」三橋直樹。制球、切れ、配球とも文句なしで2回をパーフェクト。プロ入りしてから初めて見たのですが、日産時代の良さがそのまま出ていました。今後の活躍も期待したいところ。まあ、でも、今日はまともだったのは三橋とクルーンくらいで、川村さんなどはそろそろクアトロK脱落かと思わせるような内容。三橋と土肥を配置転換してみて欲しいなあという感じさえしました。