歴史的交流戦緒戦に勝利(千葉ロッテ):2-1

小雨交じりの中、到着は5時40分ごろ。始球式には間に合った。投手は平松、打者はミスターロッテ有藤、平松外角高めのボール球を有藤が振ってくれてファウル。ストライクで勝負してくれよ平松さん。
投手は千葉ロッテ清水直行、横浜三浦のエース対決。清水は初めて見たが、直球は常時145km/h、スライダー?も切れていて、さすがは首位チームのエース、素晴らしい投手でした。一方、三浦も先週中日にやられた悔しさからか、ボールが切れている。
試合が動いたのは七回表、三浦がフランコに被弾。私は少し目を離していて、周りが少しざわざわしたな、と思ったら、ボールが右翼上空を高く舞い上がり、ポール際中段に着弾。ここで試合が決着してしまうのではないか、といういやな予感がした。それでも、直後の七回裏にチャンスをつくり、相川が右翼前安打か、と思いきや、二塁に取られ、更に上位に回る八回も代打鈴木尚はじめ簡単に清水に退けられ、いやな予感は否応なく大きくなっていく。九回表、李、福浦と続く打順で横浜は当然ホルツ。ここでホルツは李の代打大塚、福浦を斬ってとるが、アグバヤニは警戒しすぎで四球。続くフランコも四球と、激しくなる雨と共に条件が厳しくなっていくことを伺わせる。ここでホルツに代えて木塚を投入。千葉ロッテは動いてくるかと思ったが、里崎がそのまま打席に立ち、木塚がうちとり、攻守交替。
九回裏は金城からだったが、清水が降り続く雨に手を滑らせたか、金城に危ういボール。金城はかろうじてよけたかと思ったが、死球の判定。ここで金城に代走野中かと思ったが、既に多村が退いており、そのカードが使えない。一方、千葉ロッテ側は、その清水の投球を見るや否や投手コーチが出てきて有無を言わさず投手交替。はじめは九回頭から小林雅が出てくると思ってたので、そこで出てこなかったということは、ちょっと間を入れるだけかと思ったが、アメリカ人らしいドライな采配だと驚いた。ここで、強い雨が横浜に味方したか、小林雅はボール先行で、佐伯に四球で、ここはやはり代走野中。続く、途中出場の内川が何とかバントを決め、一死二三塁。ここで迎えるは打順が下がっても信頼度は二番の種田だが、ここで種田と勝負する人がいるはずもなく、当然の敬遠で一死満塁、打席には村田。村田が振りぬいた打球は三塁方向へ。私は一瞬ボールを見失い、併殺か、と思ったらボールは抜けていた。金城、そして、二塁走者の野中が生還し、苦しみながらも勝利を手にする。
村田が、スタジアムでは先週の中日戦に続き、二試合連続のお立ち台。昨年の逡巡からすると信じられないような活躍をしてくれている。思い切りの良さを残しつつ、スイングがコンパクトになり、打球が鋭くなったように思う。この調子を維持して欲しいと切に願っている。