門倉さん読売巨人軍と契約

ここ最近報道でありましたが、本日、FAの門倉健投手が正式に読売巨人軍と契約で合意したようです。
門倉さんのファンとしては、横浜ベイスターズと再契約できなかったことは残念に思いますが、門倉さんの横浜球団への不信感を察するに余りあるものがありますので、それはそれで、起こるべくして起こったことであると思います。
思えば、門倉さんははじめから最後まで、つきがなかったように思います。まずは、トレードの相手が女性に人気の福盛投手*1だったこと。特に女性ファンからは、福盛投手を惜しむ声ばかり聞いて、一年目の半ばくらいまでは、ファンの間では全く受け入れられていなかったことが思い出されます。しかも、一年目は監督が先発で起用したいのか、中継ぎで起用したいのか分からず、門倉投手を振り回し、暫くは二軍生活を強いられました。佐々木投手の戦線離脱を受け、八月途中からは従来全く経験の無かった抑えをやらされ、それで10セーブもあげたのに、球団の対応は一年目から冷たかったものです。どうも殆どのファンは自分に都合の悪いことは忘れるようで、球団の門倉さんへの一年目からの低評価が今回の伏線となったことを全く理解できていないようですが。ただ、二年目は、牛島さんとの出会いが門倉さんを変えた、と言っても過言ではないほどの変身。先発に固定され、自信をつけました。が、ファンの声援は相変わらずイマイチで、一生懸命ヒーローインタビューをやって、ようやく何とか認知されたかと思いきや、球団のまたしてもの冷たい仕打ち。今年の決裂への伏線はこの時に既に敷かれていました。
かといって、球団としても、他の選手にも大減俸を振るっている今、余裕は無いのでしょう。とすると、この事態をもっとも真摯に受け止めねばならないのは、一人一人のファン自身ではないかと思っています。
私は別に狼少年と思われても構いません。本当に、この球団が今後何年も続くのであれば。この球団の存在感が日に日に小さくなっているように思われてなりません。

*1:正確には、矢野投手、宇高投手の2対2のトレードでしたが