石井選手が意地を見せる

お立ち台での石井琢朗選手は、明らかに緊張していた。通常より声のトーンが明らかに低かった。地元で決めたいという思いが強いのだろう。
でも、その思いが今の石井選手の活躍を生んでいると思う。二打席凡退で、横浜での達成は難しいと思いきや、三、四打席目をいずれも左に連続安打。それから、今日は数奇な展開をたどり、九回裏、二死から代打藤田の出塁を生み、石井へ回した。更に、十一回のサヨナラを生み出した。他の選手も、勝利を目指しつつ、石井の地元での二千本安打達成を後押ししている。この状況では、さすがに緊張しない人はいない、ということだろう。
それでも、石井はその緊張を跳ね除けている。それが特に十一回、ファールで粘って四球を勝ち取ったシーンに象徴されていた。
明日も、みんなで石井を後押しし、勝って石井選手をお立ち台にあげましょう。