本拠地開幕戦(対山形):1-1

本日、横浜ベイスターズは千葉マリンでオープン戦。しかし、今日は、横浜FCの本拠地開幕戦。英語でHome opener という重要な試合。と、大義名分を付け、遠い幕張へは行かず、三ツ沢へはせ参じた。所用により着いたのは選手入場の直前。そこそこ入っていた*1が、何とか少しでも真ん中よりの席を見つける。
前節先発だった北村、中島、ジェフがベンチからすら消え、それぞれ大友、小野信、シルビオが先発に入る。まだまだ試行錯誤の段階か。ただ、大友、シルビオについては前節途中出場でそれぞれ良い動きを見せていたので、少し期待してみていた。
試合開始早々、シルビオがボールを奪いに行く際、肩を相手選手に激しくぶつけるプレイでひやりとさせられた。その後も、所々でラフなプレイが見られたので、今後のファウルトラブルが心配だ。しかし、全体的には素晴らしい動きの繰り返しで、特に執拗にボールを追い回していたおかげで、相手に取られていてもすぐチームとして取り返し、次の攻撃につなげる良い流れができていたように思う。
前半は、トゥイードから大友へロングパス、そのボールを大友が駆け上がりセンタリング、そのボールにシルビオがボレーで合わせたシュートがバーの上をわずかに超えたシーンが最大の惜しい場面だった。その他、小野信のフリーキックや、内田のドリブル突破などで、前半は優位に試合を進めていた。但し、城が競り合いで頭を相手に打たれ、しばらくうずくまり、一時ピッチ外で治療していたときは冷や冷やだった。その城がピッチに戻ったとき、昨年まで横浜にいた臼井幸平となにやら会話していたのが印象的だった。
後半に入り、しばらく山形に攻められる場面が目立ってきた。そんな中、59分、いちばんやられてはいけない男、臼井にセンタリングを出され、原に頭であわせられ、遂に失点。このプレイを境に、臼井がボールを持つだけで場内からブーイングが起こるようになった。そんな流れを変えたのは、イマイチ目立たない富永に代わり、入ってきた吉武である。吉武が左サイド、小野信がボランチ、富永アウトで、グラウンド全体をボールが回るようになり、一挙に横浜が優位に立った。そんな中、74分、左からチャンスをつくり、最後は吉武がシュート。これがゴールを割り、遂に今シーズンチーム初得点が生まれた。その後も一進一退の攻防が続いたが、スコアは動かずドロー。最後にキャプテンが抗議でイエローを貰ってしまったのは余計だったかも知れない。
いずれにせよ、先週の出来を考えれば勝ち点を取れたのでまずは良かったが、全体的にも先週と比べて見違えるような動きで、これならそんなに心配する必要はないかな、と思った。勝つのが目的だから満点とは行かないが、見所があったし、とりあえずは良かった。

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