2005年の展望:投手陣

まだシーズン前なので、色々妄想するのはファンの楽しみでもあるので、楽観的に今期の布陣を予想してみる。野手陣は1月10日分に掲載。

先発

確実に働いて欲しいのは、三浦、加藤、吉見、土肥、セドリックの5人。三浦は、いるだけで他の投手陣への影響が違うリーダーとして必要。体調管理を厳重に行って欲しい。加藤は昨年、先発で結果を出し、左打者への攻めも覚え、ようやく投球を掴んだか。吉見は満足に働けたのはこれまで2002年のみ、土肥、セドリックも先発としては今年は真価が問われる。不安材料は確かに多いが、この中で4人が活躍してくれれば、上位進出も夢ではない。
さて、その競争相手となるべき投手だが、土居、秦、後藤、那須野、染田あたりか。土居は昨年は時々先発で好投したので、その時の緩急の攻めを忘れずにいて欲しい。秦については、前監督下の場当たり起用から一転、牛島監督には相当期待をかけられているようなので、チャンスと思って欲しい。後藤については怪我からの復活があるが、チャンスは同じくあるだろう。
他の候補者は吉川、斎藤隆、若田部となるだろうか。吉川は、確かにスピードガン的には速いかも知れないが、完全に上体のみで投げていて、そんなに球に力があるようには感じられなかった。投球内容、体作りも含め、意識改革して欲しい。斎藤隆はこれまで10年やってきたのだが、見ていて、先発ができなければ使い道はないように思う。若田部については、昨年前半のファームでのコースを丹念につく投球が生命線だ。私的には本当に頑張って欲しいと思っている。

救援

中継ぎは、川村、木塚、山田には昨年同様に頑張ってもらいたい。この3人で回して、お互い負担をシェアし合って行くことが、努力が報われるための鍵になるだろう。クルーンについてはコントロールが悲劇的でないことを祈る。富岡を冷遇して切ったことについては正直よく分からない点もあるのだが、ここは岡本、稲嶺あたりの奮起に期待するしかないのか。
佐々木は意地を見せてくれ、きちっと体を作ってくれ、としか言えない。門倉も、佐々木に挑戦するくらいの気持ちで頑張って欲しい。昨年後半の門倉なら、昨年前半の佐々木よりボールの質は上ですから。

まとめ

全員がうまくいったと仮定すると、先発は三浦、加藤、吉見、土肥、セドリック。中継ぎは川村、木塚、山田、門倉。抑えは佐々木。ここまで10人が確定。後はクルーンと先発候補一人が先発、中継ぎ兼用で一軍12人か。救援投手次第というのがいかにも苦しい。なんか主旨が捻じ曲がってしまった。ただ、こうやってみると、斎藤隆や若田部といったベテランでも一軍を確保するのは結構厳しい感じがする。また、初めに書いた10人にどれだけ新戦力が食い込めるだろうかと思うと、そこそこ整っているのではないか、という感じ(錯覚?)もする。