マスターズリーグ開幕(10月28日)

今年は試合数が半減と少し気になるマスターズリーグ、内野自由で見たが、2500円と、少し値上げしているか?運営が厳しいのだろうか。試合が減っているから私は少しくらい払っても気にならないが、他のお客さんはどう感じているのだろうか。
ゲームは、もちろん、村田兆治が盛り上げる。フォークはもう門倉には及ばないものの、恐らく門倉より打ち辛そうなストレートを投げ込んでいた。彼は、140km/hを超えても、ボール球だと喜ばない。その代わり、ストライクだと両手を挙げてガッツポーズ。自分も楽しそうだし、ファンを喜ばせようとする姿勢はやはり素晴らしい。
平野謙は、ライトから、かつてのような強肩ではないものの、正確なコントロールでワンバウンドでバックホーム。現役選手がお手本にすべき素晴らしいプレイを披露した。
不動の四番、我らが駒田徳広は、相変わらずうまいバッティングで観客を魅了していた。
池山隆寛は、現役そのもののスイングで、現役時そのままの角度で打ち上げたが、フェンス直撃。あんな角度でスタンドインさせられるのは現役だけですよ、池山さん。
今中慎二は、ストレートが現役時代のカーブくらいしか出ておらず、少しかわいそうに思ったが、それでもカーブが健在で、相手を完全に封じ込める。怪我などなければ、これは対戦相手には脅威を感じさせるに違いない。
そして、この日、自分が最も注目したのは、大洋で100勝100セーブを達成して江夏に評価されている斉藤明夫である。まず、コーチの頃からするとすっかり体が絞れている。これは、初参戦のシーズンで苦い経験をし、その反省から鍛えなおし、MVP獲得につなげた頃から恐らくすっかりコンディショニングが習慣化していることの証だろう。投げるボールも生きている感覚があり、ストレートの切れは、村田のスピードには及ばずとも、甲乙付けがたいものを感じた。今後楽しみである。

ランサーズ

今年横浜スタジアムから追放されてしまったランサーズが東京ドーム見参。ダンスと球場の雰囲気の間に少しぎこちなさを感じた。『それが大事』で踊っているときは、大西崇之でも登場するのかと一瞬思ってしまった(そんなわけありません)。